年も明けて皆様いかがお過ごしでしょうか。
挨拶が遅くなりましたが、今年もよろしくお願いいたします。 2014年最初のみんくるCafeイズモでは、~一緒に恵方巻きを食べながら医食同源を考えてみよう!<食卓編>~でした! 今回、2月のみんくるCaféイズモの学習テーマは、『季節の食卓』でした。 10名のみなさまにお越しいただきました。ありがとうございました★ ゲストスピーカーは、いつも私たちがお世話になっている食の発信基地“GOOD DAY”から“牛尾理恵さん”にお越しいただきました。 開催日が2月3日の『節分』ということもあり、日本の食文化の一つである節分の豆まきや恵方巻きの由来と 旧暦にあたる大晦日のお雑煮について、お話いただきました。 お話を踏まえて、オープニングクエッションは『「食」って大事だなと思った瞬間はどんな時ですか?』と投げかけ、グループ内でお題を2つ考えてもらいました。 みんなの意見から見えてきたお題は、 ・いつもは食べられないのに体験を通して食べられるようになるのはなぜか? ・大勢で食事をすると楽しいのはなぜか? ・気分が滅入っている時に食に興味がなくなるのはなぜか? ・共食が大事なのはなぜか? ・食事が大事だと分かっていても、なかなか改善するように行動できないのはなぜか? ・家族や親しい人と何故一緒に食事をしたくなるのか? でした。 話し合いを進める中で、 ・美味しさや嬉しさを共有できる ・作ってくれた人を想像できると幸せ ・食卓は気持ちが満たされるコミュニケーションの場 ・食事の優先順位が低く、自分の健康までは考えていないことが多い ・食べることよりも滅入ることが勝るときがある ・なぜ、家族と一緒に食べないことが増えてきてるのか などなど、様々な意見が出てきました。 次に、気づいたことや新たな疑問がでました。 ① 体の健康と心の健康のバランスをどうとるか? ②一人であっても、複数であっても食事が楽しいと感じる時はどんなとき? ③季節の食卓食事の意味・文化などがどう関係しているのか? それに対して、出てきた自分なりの答えとして、 ①に対して出てきた意見は、 ・コミュニケーションとしての食事をする ・みんなで食卓を囲める努力をする ・さりげない気遣いをする ②に対して出てきた意見は、 ・料理を作って美味しいと感じることを共有することができる。それは、時間差でも感じることができるため、ひとりでも楽しい食事ができる。 ・好きなものを食べると幸せを感じる。 ・食事が出来上がった過程を想像し、感謝をしていただくとおいしい ③に対して出てきた意見は ・美味しさ嬉しさを共有できる ・食を共にするきっかけになる ・共食をするために時間に余裕をつくることで心が豊かになる などなど、たくさんの意見が出ました。 まだまだ寒い日が続きますので、皆様、風邪にはお気を付けて。 ご飯をしっかり食べて、体にも心にも栄養をつけて元気に冬を乗り切りましょー!! 次回はのみんくるCaféは3月の予定です。皆様にお会いできるのを楽しみにしています。 #
by minclecafeizumo
| 2014-02-18 23:12
| 医療・保健・福祉・介護
12月のみんくるCaféイズモの学習テーマは、『あなたが喜ぶ暮らしのサポート』でした。
開催場所は、今市コミュニテイセンターで開催しました。 ご参加いただいた9名のみなさん、ありがとうございました! ゲストスピーカーは、3人の子供を子育てしながら、看護を学ぶ、みんCafe運営スタッフの1人、矢田明子さんでした。 お話は、小学校6年生でアルツハイマー病の祖母を夜行列車で東京まで連れて行ったという衝撃的な経験の話から始まりました。 アルツハイマー病の祖母を自宅でずっと介護してきた(17年)母親の話や、父親の最期の時を支えた中で、明子さんが感じてこられた『私が喜ぶ暮らしのサポート』をお話してくださいました。そのサポートとは、今までの人間関係がそのまま保てる。今までどおりに接してもらえるように、周りに理解を求めてくれる、伝えてくれる人がいる。病気や介護のことを一緒に話してもらえる。の3つでした。 このお話を踏まえて、オープニングクエッションは『もしも、あなたが、介護が必要になったとしたら、あなたが喜ぶ暮らしのサポートって、なんですか?』と投げかけられました。 みんなの意見から見えてきたお題は ①なぜ今までと同じ生活が送れるように・・・と求めるのか ②特定の人の存在を求めるのはなぜか? 話し合いを進める中で、①に対しては、介護が必要になったとしても、今までの自分と変わらないから。今までの生活そのものが自分だから、といった意見が出てきました。 ②に対しては、安心できる。存在そのものが生きる活力だから。一緒に乗り越えてきた同士。一緒にいるのが幸せ。今まで経験したことない出来事は不安だから、今まで一緒にいた人といたい。という意見がでました。 次に、気づいたことや新たな疑問がでました。 ・安心とは?そもそもなに? ・専門職の人ができる安心のサポートは特別なのか? ・1人暮らしの人が安心できるサポートとは? これに対し、みんなの意見をあわせて、みえてきた本質的な疑問やさらに深めたい新たなお題として、 『(独り身で、サポートが全くない状態を仮定し)介護が必要となった時に自分が安心出来るサポート獲得のためにできることは?』がでました。 それに対して、出てきた自分なりの答えとして、 ・ボランティア活動をして人のために率先して動く。 ・笑顔であいさつする。 ・人間関係を築く。 ・周りの人と関わりを持つ。 ・近所の人と仲良くしまくる。 ・医療機関に相談する。 ・専門職に相談する。 などなど、沢山のアクションプランが出されました。 9月からスタートした「地域」「生と死」をテーマにした全3回の連続学習会が終わりました。 3回の学習会を通して、「地域」と「生と死」に対する考え方が、様々な人との対話を通して、新たな自分に気づくことができ、考えも深まっていったのではないでしょうか。 ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。 今回初めて運営スタッフの1人じじょりが司会を担当いたしました。あたたかいご声援ありがとうございました。 次回は来年の1月の予定です。皆さん良いお年をお迎えください。 みんくるCaféイズモ~イロドリ~スタッフ一同 #
by minclecafeizumo
| 2013-12-16 22:46
| 医療・保健・福祉・介護
みんCafeイズモでは、まずは医療関係者以外の住民の方が気軽に参加できるように、また関心を持っていただきやすいように、暮らしの中にある様々なテーマを題材に学習会を重ね、じわじわと医療系のテーマにシフトしていくことになりました。
町づくりの中から医療にまつわる様々な課題を考える、ということを大切にしたいと思っています。 9月~11月までは「地域」や「生と死」をテーマに在宅医療や在宅介護の要素もおりまぜて学習会を展開しています。 第1回の「死ぬこと、生きること」という学習テーマを受け、10月の学習会のテーマは、『その人らしく生きることを支える』でした。 会場は出雲市大津町のくるみ市さんのブドウハウス。某人気アイドルの曲が流れる中、会場のもつあたたかな雰囲気につつまれながら、10月のみんくる、始まりました。 ゲストスピーカーは、これまでさまざまな生と死に触れてこられた、在宅医の奥野誠先生にお話しをうかがいました。 奥野先生、お忙しい中、本当にありがとうございました! 奥野先生は、医師として長年人の生き死にに携わってこられた体験の中で、死ぬ・生きるということは「その人らしさ」が根源であるということを話してくださいました。 ちびま○こちゃんの家族関係をもじりながら、 『透析をすれば今より状態も良くなって生きられるかもしれない。透析をしなければ余命○ヶ月。友蔵さんは「よくわからないけど家族や先生の言うようにしようかな」、家族は「本人の言うようにしようかな。」…』などという事例を出してお話されました。 その人らしい死ぬ・生きること、その人が持っている力を最大限に出し切り精一杯生きて死ぬこと、そしてその本人を支える家族がキーワードであると、投げかけられました。 オープニングクエスチョンは「友蔵さんらしさを支えるために、あなたはどうする?」でした。 出てきた意見は ・友蔵さんが望むことを聞いてあげる ・友蔵さんのしたいことを家族で考える ・友蔵さんと家族が話し合う ・そもそもらしさって何? ・家族仲がどうか聞く などなど、「その人らしさ」を考えていくためにどうしたらいいかという意見や、そもそも「その人らしい」とはなんだろうと考えさせられることがわかりました。 話し合いを進める中で、 ・友蔵は支えがないと生きていけない。…意思決定が自分ではなかなかできないのではないか?では家族の中での意思決定ってどうするの?みんな結局は他人事なんじゃないのか。 ・人が大事な決断をするとき、どうやったら支援できるのか? ・「その人らしさ」とは、のほほんとしたゆるくてラクなイメージ。ではラクってどんな状態だろうか? ・友蔵が望むことってどうしたらわかる?何をしたいの?つまり、その人らしさってどうしたら知れる? などの疑問が出てきました。 4グループともに熱心な話し合いが続けられ、最後には ・家族の中での意思決定を支えることとは、その人の可能性を信じて諦めないことが大切 ・「その人らしさ」…ラクとは、意思決定を誰がするかに関係なく、互いに何でも言える関係を築くことではないだろうか。 ・人が大事な決断をすることは非常にエネルギーがいることである。これを支援するんだから、支援する側もエネルギーがいる。日ごろから「大丈夫?」と声がけするなど、意識して関わりを持つことが必要ではないか。その人が「大事にされているんだな」と思えるように。大事な決断をしたときに「この決断でよかったな」と心から思えるように働きかけたい。 ・人は自分ひとりで生きているわけではない。周りとのかかわりの中で常に変化しながら生きている。変わりゆく人との関係の中で、「いま」その人がその人らしく、その人が大事にしていることを支えていきたい。 など、各個人が「死ぬこと・生きること」を支えるために、感じた思いをシェアしました。 9月からスタートした「地域」「生と死」をテーマにした全3回の連続学習会も、第2回目を終えました。 死生観をシェアした第1回目に引き継ぎ、「その人らしく生きる」という、非常に深いところまで考え、話し合えた第2回目になったのではないでしょうか。 次回はいよいよ連続学習会のラストの第3回目となります。 10月のCafeイズモも和やかな雰囲気のもと、和気あいあいと終了しました。 ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!! 11月へつづく… #
by minclecafeizumo
| 2013-11-04 02:01
| 医療・保健・福祉・介護
みんCafeイズモでは、まずは医療関係者以外の住民の方が気軽に参加できるように、また関心を持っていただきやすいように、暮らしの中にある様々なテーマを題材に学習会を重ね、じわじわと医療系のテーマにシフトしています。
町づくりの中から医療にまつわる様々な課題を考える、ということを大切にすすめてきました。 さて、みんCafeイズモ9月の学習会のテーマは、『死ぬこと、生きること』でした。 ゲストスピーカーは、市内のお寺の若住職をお迎えして、体験してきた「お見送り」やその後を生きる「家族」との関わりあいの中で、今ここにある命についてのお話をうかがいました。 米田若住職、お忙しい中、本当にありがとうございました! 米田さんは子どもの頃はなんとなく「大きくなったら住職になるんだ」と思っていたそうです。 そんな米田さんが大学2年生の夏、同級生でスポーツ万能だったある男の子が、海で事故死。彼のお通夜やお葬式のシーンは、今でも鮮明に記憶に残っているそうです。 そして、生を閉じた人を送ってあげることが出来る、住職という生き方について深く考えるようになったそうです。 一人の人の生きてきた歩みと、その死に様と、死を通じて、家族が、友人がどう生きてきたか、目に浮かぶような語りでした。 最後は 『生まれ変わり死に変わり 永遠の命を受け継いで 今自分の番を生きている それがあなたの命です それが私の命です』 という相田みつをさんの詩を頂きました。 オープニングクエッションは「あなたの生き方に影響を与えている死はなんですか?」でした。 出てきた意見は ・父親の死 ・母親の死 ・祖父母の死 ・友人の死 ・芸能人の死 ・震災での死 ・影響している死なんてないかも 身近な人の死を経験したことのある人、無い人、悲しいと感じた人、感じなかった人、改めて考えてみると、死から今の生に繋がっていると思えた人、思えない人、さまざまであることがわかりました。 話し合いを進める中で、 ・そもそも死について、考えた方がいいのだろうか? ・死について考えもしない今は、とても幸せということじゃないだろうか? ・誰にでも訪れる死、どう迎えたいと思うのか? ・悲しいと感じた死、感じなかった死、何が違うのか? ・自分の興味関心や生き方そのものが「死」の捉え方に影響しているのか? ・悲しい→忘れる、の繰り返し以外に何かできることがあるのか? ・当り前のことが当たり前ではない、日々感謝することが大事。でも日々感謝するって具体的にどうすることなのか? などの疑問が出てきました。 2グループともに熱心な話し合いが続けられ、最後には ・今日から次回の学習会まで「死」について考え続けてみたい。この一場面だけでは、死ということを考えられない。 ・今生きていることに感謝の気持ちでいっぱいになった。人への接し方、毎日の振り返り、別れなどを意識してみたい。 ・今を幸せに生きようと思った。幸せに生きるために、今大切にすべきものは何か、クリアになった。 ・どんな自分でありたいか、具体的に考えるきっかけになった。 ・親が、祖父母がどう生き抜けるか、自分に出来ることは何か考えることが出来た。 ・感謝の言葉の大切さ、感謝を行動に表す大切さに気付くことが出来た。 など、各個人が死と生をつなげたり切り離したりしながら、最後に感じた思いをシェアしました。 9月~11月までは「地域」や「生と死」をテーマに在宅医療や在宅介護の要素も織り交ぜて学習会を展開予定です。 第1回目になる9月は、それぞれの死生観についてのシェアが出来た、貴重な学習会になりました。 死生観に答えはない。そんな思いをそれぞれに持ち帰ったのではないでしょうか。 導入の学習会にあたる9月らしく、なんだかモヤモヤが残る、そんな学習会になりました。 ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!! 10月へつづく・・・・ #
by minclecafeizumo
| 2013-10-01 23:15
みんCafeイズモでは、まずは医療関係者以外の住民の方が気軽に参加できるように、また関心を持っていただきやすいように、暮らしの中にある様々なテーマを題材に学習会を重ね、じわじわと医療系のテーマにシフトしていくことになりました。
町づくりの中から医療にまつわる様々な課題を考える、ということを大切にしたいと思っています。 みんCafeイズモ7月の学習会のテーマは、『健康・不健康ってなぁに?』でした。 ゲストスピーカーは、島根県西部・東部・隠岐と渡り歩きながら、健康づくりを生業としてきた、まちゃこちゃんでした。 お忙しい中、本当にありがとうございました! 彼女は長年人々の健康づくりを支援していく中で、健康・不健康とは相反するもののようにみえて、実は人それぞれであり、またその時々によっても曖昧で揺れ動くものであることを話してくれました。不健康と分かっていながらも、毎晩食べるアイスが私の健康を支えているといった彼女の言葉は、素直で頷かされました。 また、「自分にとっての健康・不健康とは何か?」、から、「自分の健康を支えているものは何だろう?」に発展し、はたまた「地域や仲間の健康を支えているものは何だろう?」ということがシェアされ、オープニングクエスチョンへの架け橋になりました。 オープニングクエッションは、「あなたが地域や仲間の『健康』のために心がけていることはなんですか?」でした。 出てきた意見は ・いつも笑顔であいさつをすること ・ポジティブな話や必要とされる場づくりをすること ・栄養バランスのとれた食事を提供すること ・ありがとうとたくさん言う ・あいさつをするとき自分が言われてうれしいような二言目を話す ・相手を認めるような会話、コミュニケーションをする ・地域行事を活発にすること などなど、ひとりひとりが日常的に地域や仲間の健康のために心がけていることの意見が出てきました。 話し合いを進める中で、 ・心と体においしい栄養とはどのようなものか?誰といっしょに食べるかがキーではないか?誰ってどんな人なのだろうか。必要とされる人とは? ・相手がうれしくなる、元気がでるような、相手を気遣う二言目とはどんなものがいいのか?そもそも二言目はいつでも誰にでもかけれるものか?二言目をかけられてうれしいのってどんな時だろうか、誰にかけられてもうれしいものだろうか? ・どうやったら地域が元気になるのか。そもそも地域が元気になるってどういう状態? などの疑問が出てきました。 3グループともに熱心な話し合いが続けられ、最後には ・地域や仲間にとって必要とされる人になるためには、一緒にいて幸せな人である。しかし、幸せとは人によって定義や価値観も異なるため、自分自身が幸せであることが重要。相手を思いやる気持ちや人も自分も幸せであると信じていきたい。 ・相手にとって言われたい二言目は、健康・不健康と同じように曖昧で、声掛けされる人や時によって異なる。そのため、相手のその時々の健康を意識した関係づくりが必要だと思う。例えば、相手のいいところをみつけたり、相手の生きがいや熱中していることをみつけたり…。 ・いつ、どのタイミングで相手を気にした声掛けをするか、相手とのいまの距離感を読んで二言目を発することで、仲間を元気づけるなど、健康を支えていきたい。 ・健康づくりのためにはまずは自分がhappyになる必要がある。個のhappyは集まると集団のhappyになっていく。この個のhappyをつなぐリーダーが地域には必要。このリーダーには誰もがなれるし、なる必要があるので、地域の伝統文化や地域行事に積極的に参加していきたい。 ・地域でみんなが集まれる場があるとみんながhappyになって、地域が元気になって経済もあがるのでは! など、アクションプランをグループごとに発表してもらい、みんなでシェアしました。 4月から、毎月テーマを変えて学習会を重ねてきましたが、この7月は医療系のテーマである「健康」を織り交ぜてみました。皆さんの積極的な意見によって、暮らしの中でできる健康づくりの形を考えていくことができたと思います。 7月のみんCafeイズモも和気あいあいと楽しく終了しました。 ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!! #
by minclecafeizumo
| 2013-08-05 15:14
| 医療・保健・福祉・介護
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